Agriculture 不耕起栽培

不耕起栽培とは文字通り「農地を耕さずに作物を栽培する」方法です。

田畑を耕し整地する工程を省略することができるうえ、作物を刈った後の株や“わら”などを廃棄せず、そのまま田畑の表面に残して利用することにより、土壌に住む生物たちの餌になり、豊かな土壌環境を生み出します。
これにより植物自体も強くなり作業時間の短縮にもつながり、また植物が生育中に地中にためた二酸化炭素を耕さないことで、そのまま土中に貯めこんだままにすることで、二酸化炭素の排出量の制限に貢献することも注目されています。
世界の耕作面積の中の土の中の炭素を、0.4%(4パーミル)増やすことができれば、現在の世界中の人間による二酸化炭素の排出を帳消しにできるということから、4パーミルイニシアティブと今、注目を浴びています。

一方、不耕起栽培のデメリットとして病気になりやすいことがある、収量がすくない、安定するまでに時間がかかるなどということも指摘をされており、それらを客観的にデータを取りながらThe CAPEの実験農場で取り組みを行い、不耕起栽培、無農薬栽培、有機栽培などを段々畑の地理的利点を生かして、ゾーンごとに栽培をしてデータを取得します。
The CAPE Farm エリアでは、年間30~50品目の野菜を栽培予定です。

Water System 複合発酵水循環バイオシステム

元来、自然界には何種類もの微生物が共存・共栄していますが、これまでの微生物研究や開発は、自然界に存在する微生物の0.1%以下である純粋培養可能な微生物のみに限定して行われ、残りの99.9%以上の微生物は破棄されてきました。

これに着目した高嶋博士が複合発酵技術で自然界の微生物の複合的な共存関係をそのまま発現させることに成功しました。

複合発酵とは、自然の微生物の働きを活性化させ、酸化・変敗・腐敗を止めることで、1gあたり109(10の9乗)を超えるさまざまな微生物が共存する生態系を創る状態です。そして、その生態系は物質循環を復活させる働きがあります。

この高嶋博士の革新的な複合発酵技術は、これまで不可能と言われてきた工業化レベルでの好気性微生物群・嫌気性微生物群・通気性微生物群の共生を世界で初めて実現させました。

高嶋博士の複合発酵技術によって、生活排水などの汚水を完全循環させることもできるため、環境に負荷をかけることがありません。また、再生水を農地へ灌水することにより作物が多収で高品質になるといわれ、The CAPEではこれらを実験的に利用し100%水のリサイクルを行っています。

Energy 太陽光ソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングとは、農業とエネルギーづくりを同じ耕作エリアで同時に行うとりくみです。

立体的に土地を使うことで、上部で太陽光発電を行い、地面を使って作物を育てるという手法です。
作物に合わせた、適切な日照量を確保できる配置をすることで、農業を行いながら発電を行います。
農業の収益だけでなく、発電による収益性も併せて行っていくことで農地の利用価値を上げるだけでなく、
災害時の地域でのエネルギー自給、食料自給へのインフラ作りとしても実験を行います。

Craft Onsen ルフロ湯治

ルフロ湯治とは、天然温泉からミネラル成分を抽出する特許技術を使って、30種類を超える良質な天然ミネラルが豊富に含まれたミストを生成します。このミストに全身が包まれることで、代謝力が上がり、自らの免疫力を引き出します。

室内には40度程に室温が保たれ、日本古来から「薬石」と呼ばれる厳選された12種類の国産天然鉱石が敷き詰められ、石から放たれる遠赤外線やラジウムの力で身体を芯から温め、血行促進と大量の発汗により、体内の老廃物のデトックスを促します。